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ニョロニョロ [日記]

トーベヤンソンのムーミントロールの物語に登場する、大きな群れで永遠にさまよい続ける、物言わぬ生き物。その名もニョロニョロといいます。
白く顔のないニョロニョロは、耳も聞こえず、話もしません。目はありますが、あまり見えません。食べる事もしなければ、眠る事もしません。それゆえ感覚が研ぎ澄まされ、とても敏感です。
ニョロニョロは群れから離れないよう、互いにしっかり捕まり合っては、ゆらゆらと揺れています。ニョロニョロは種からうまれ、夏至祭の前の晩にその種を蒔くと地面から生えてきます。
ニョロニョロは細いキノコのようで、大きくてうつろな目は、環境によって色を変えます。かみなりの時のニョロニョロは、とっても危険。かみなりの電気エネルギーを体に蓄えるので、たっぷりと電気を帯びたニョロニョロの体は、さわらなくてもビリビリきてしまうくらい。
ニョロニョロの島では、夏至祭の日に、毎年恒例の集会が行われます。 集会、いいですね。
ニョロニョロの種はどこにあるのかな。

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